アニメと日々を見聴きする。

アニメの感想/考察中心に、長文を記録しておきたくなった時に記録するブログ。劇伴音楽関連の話題が多いかもしれません。

劇場版fate HFを見に行ってからAimerさんの主題歌「花の唄」が頭から離れない

日劇場版Fate HFを見に行ってきたんですが、数日経ってもAimerさんの主題歌「花の唄」が頭から離れない。


すごいパワーをもった曲だと思います。歩いてても電車乗っててもふとした瞬間にあのサビが頭をかすめてきます。


ということで、この記事はFate/stay night[Heaven’s Feel]の本編感想ではなく、Aimerさんの主題歌「花の唄」の感想になります。
※筆者はHFルート原作をやったことないので、劇場版がHF初見です。というわけで本編に関してはまだ脳の整理が必要です…

花の唄

花の唄

  • Aimer
  • J-Pop
  • ¥250

作詞作曲編曲は梶浦由記さん。そして歌手はAimerさんです。

「花の唄」は桜の唄であるということが色々なところで強調されてきました。HFルート初見の私でも、その片鱗は十分に感じ取ることができる曲でした。聞いているとAimerさんの歌を通して、歌詞を通して、弦楽器の音色を通して、色々なところに感情が散りばめられているようです。




曲は、もうこれぞ梶浦さんという弦楽器のアンサンブルが歌いあげる前奏から始まります。
ここの部分が表現するものは、まさに桜が大切にし、守りたかったあの優しい日常ではないでしょうか。



しかし、その日常を壊すかのようにブォーンという低い音が鳴り、Aメロへと突入します。
このブォーンという音、劇場の音響で聞くとかなり迫力がありました。ぞわっと心を掻き立てられるような感覚でした。
Aメロ最初の歌詞「その日々は夢のように」の”その日々“とは、前奏部分のような優しい日々のことでしょうか。


そして私はこの曲、Bメロがかなり好きなんですよね〜。 度々の音の跳躍を歌い上げるAimerさんの声色がほんとに良いなと思います。



サビはほんとに脳裏にしがみついて離れないような旋律です。さすが梶浦さんだと思いますし、それを歌い上げるAimerさんのパワーもすごいです。

「貴方のこと傷つけるもの全て私はきっと許すことは出来ない」

こんなに単純な歌詞なのに、これががっちりとメロディーにはまっていて、聞き手へ強いエネルギーが伝わって来ます。

あと、「払いのけてあげたいだけ〜〜」の”だけ〜〜”の所がめっちゃ好きなんですが……伝わりますかこの気持ち。(笑)



そして、サビの最後の「花びらが散った〜」の所の余韻。そしてそれを再び切り裂くブォーンという低音。そして弦楽器のメロディーに乗って曲は2番へ。
1つの曲の中なのに、ここらへんの場面転換がドラマティックですごいです。





そして2番で一番好きなのが……



来た!!2番のBメロの後サビに行かないで間奏入るやつ!!



これをやられると私は弱いです。なんかテンション上昇してしまうんです。Bメロで盛り上がった熱量を保ったまま突入するアツい弦楽器のメロディー。すごく好きです。


ちなみにこの「2番で直接サビに行かないで間奏入るやつ」梶浦由記さんの他の楽曲で探してみました。

to the beginning

to the beginning

to the beginning

同じくFateシリーズのFate/ZeroのOPとして使われました。この曲は間奏がほぼCメロのような感じです。


nowhere

nowhere

nowhere

MADLAXのなにかと有名な挿入歌です。これはBメロではなくAメロから間奏に入るパターンです。間奏に入った直後からヴァイオリンのソロが始まるのがカッコイイ。



他にもありそうですが、本題からずれるのでこれくらいにしておきます。
とにかくこのパターンの曲構成はイイですね〜。


間奏が終わり、Bメロからの熱量を保ったままじわじわと盛り上げるCメロもかっこいい。心の底から熱が湧き上がってくるようです。
そして予告で死ぬほど聞いた、ラスサビへの入り。


劇場版「Fate/stay night[Heaven's Feel]」第一章/本予告 | 2017年10月14日公開

一旦バックの音がなくなり、Aimerさんの歌声だけが響く瞬間。ここは本当にかっこいい。
だんだんかっこいいしか語彙が無くなってきました。



最後に、この曲は終わり方もいいんですよね。
完全に落ち着いた感じを出す和音で終わるのではなく、まだ次に物語は続くんだ、という雰囲気を醸し出すような響き。
映画はまだ第1章でこれからが本番ですから、そういうことまで考慮された、まさに”主題歌”だと感じました。



と、後味良く、かっこよく、切ない「花の唄」が頭から離れない筆者の雑記でした。お付き合いありがとうございました。