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宝石の国 1話 感想 : 世界観がかなりストライクだった。

宝石の国 1話 感想


ネタバレというほどのネタバレはありませんが、第1話の内容には触れておりますので未視聴の方はご注意ください。


自分のストライクゾーンに入ってきそうな、イイ感じの世界観でした。
まだ1話終わっただけなので、短めですが初回感想を書き留めておきます。
原作は読んだことないので完全初見でした。



一番印象が強かったのは、やはり
CGによって表現された宝石の質感でした。

脆くて、見てるだけで今にも割れそうな感じを常にまとっていて、それがまた一層宝石の国の世界を際立たせるものになっていました。
まだこの世界に慣れていない私は、「いつまたパリーンと登場人物が砕け散るのではないか」と視聴中始終心配してしまいました…。しかしそう思わせるってことは「宝石」が存分にCGで表現されてるってことですよね。

壊れても欠片がある程度集まれば元どおり、という設定もまた人ならざる宝石達の世界を独特なものにしていたように思えます。



「敵」と言ってよいのでしょうか、「月人」の姿もまた独創的でした。

神々しい仏像のようなデザイン、しかし色彩豊かな宝石たちの世界では浮いて見える肌色(薄ピンク色?)の色合い。「異物感」が存分に感じ取れました。月人初登場時に鳴った鐘のような音や、鈴、太鼓など、音からもその異質さが伝わってきました。
月人とは一体何者、というところにも注目していきたいです。



登場人物もまだ全員は把握できませんでしたが、主人公フォスフォフィライトのどこかあっけらかんとした人柄を1話でしっかり感じられる黒沢ともよさんの演技が印象に残りました。また、どっしりとした安定感を感じる中田譲治さんの金剛先生もかなり良かったです。ていうか金剛先生って宝石じゃないよね…?(ネタバレが怖いのでググれません。)
限られた尺で宝石達一人一人掘り下げていくのは大変そうです。



物語の展開としては、今後はフォスフォフィライトとシンシャの二人、特にシンシャが自分の役割・意味を探していくという話を軸に回っていく感じなんでしょうか。
能力のずばぬけたシンシャとダメダメなフォス、月人にさえ必要とされない語るシンシャと"月人好みのハッカ色"に輝くフォス。真逆な二人がこのあとどう絡んでいくのか楽しみです。
たまたまかもしれませんが、フォスの緑とシンシャの赤って色相環でもだいたい反対側、補色の関係にあるのにも気づきました。(まあただの深読みでしょうが)

補色 - Wikipedia

真逆だらけのこの二人ですが、「モース硬度低いもの同士」という共通点も一つ見出していましたね。




ということで、1話でも十分楽しめたし、今後展開が楽しみな部分もかなり残りました。
これからも見ていこうとおもいます。

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